神殿と訳される <神殿・歴史・文化>
テンプルtempleの語源templum、temonosは「俗なるものから分離する」という意味であるから、広義には「聖なるものの場所」をいう。
南アメリカ、アンデスのインディオたちが今日でもワカ(聖なる神殿)とよんでいるのは、日干しれんが造のピラミッドや墓のほか、泉、石、丘、洞穴、木の根に至るまで、きわめて広範囲にわたっている。
クレタのゼウスの洞窟も、タブーによって入ることを禁止された神の住む場所である。
大和(やまと)の大神(おおみわ)神社においては、三輪山が神殿であって、神社は拝殿であり、三輪山の頂の巨石に神が宿っているとされている。
このように、神霊が石や穴などの自然物に宿って神体となり、神霊や神体の鎮座する場所としての山や洞窟が、広い意味の神殿である。
しかし、狭義には、このような自然の聖なる場所ではなく、移してはならぬ聖所に神体や神像などの崇拝対象を奉安するために、特別につくられた神のすみかとしての建造物を神殿とよぶ。
したがって、ユダヤ教の会堂、キリスト教の教会堂、イスラム教の寺院などは礼拝を目的とする建物であり、仏教の寺院や伽藍などはもともと修行の道場としての建物であって、神の家ではないから、普通、神殿とはよばれない。
南アメリカ、アンデスのインディオたちが今日でもワカ(聖なる神殿)とよんでいるのは、日干しれんが造のピラミッドや墓のほか、泉、石、丘、洞穴、木の根に至るまで、きわめて広範囲にわたっている。
クレタのゼウスの洞窟も、タブーによって入ることを禁止された神の住む場所である。
大和(やまと)の大神(おおみわ)神社においては、三輪山が神殿であって、神社は拝殿であり、三輪山の頂の巨石に神が宿っているとされている。
このように、神霊が石や穴などの自然物に宿って神体となり、神霊や神体の鎮座する場所としての山や洞窟が、広い意味の神殿である。
しかし、狭義には、このような自然の聖なる場所ではなく、移してはならぬ聖所に神体や神像などの崇拝対象を奉安するために、特別につくられた神のすみかとしての建造物を神殿とよぶ。
したがって、ユダヤ教の会堂、キリスト教の教会堂、イスラム教の寺院などは礼拝を目的とする建物であり、仏教の寺院や伽藍などはもともと修行の道場としての建物であって、神の家ではないから、普通、神殿とはよばれない。
update:2010年01月31日
